家のネットワークに NAS をセットアップ

2020/12

先日セットアップしたネットワークオーディオアンプ "Pioneer SX S-30" に Music Server という機能がついていたので、NAS を設定して ミュージック・サーバー にしてしまおうと思い立ちました。

何を今さら、という声が聞こえてきそうですが、やっぱサブスクの音よりは CD 音質の方がいいわけだし、CD をいちいちセットするのも面倒だし、700枚の CD 音源をこのままムダにするのもなんだし、と言い訳を重ねてやることにしました。

1. 選定・購入

というわけで、さっそく選定。

2F にある Windows PC や DLNA 機能付き Blu-Ray デッキをミュージック・サーバーにしてもいいんですが、これまたいちいち PC やデッキを立ち上げないといけないことになるので、それを避けようと思うと NAS の選択肢しかありません。

しかし、私に NAS の知識はゼロ。ネットを調べると、オールインワンの機種と HDD 別の NAS キットがあるとのこと。もちろん初心者の私は前者を選ぶことにしました。

https://kakaku.com/pc/nas/guide_7731/

あと RAID 機能ですね。ファイルサーバーとして使うのではなく、あくまでソースは CD という別メディアがあるという前提で、RAID は必須ではない、ということにしました。

問題は容量です。CD 1枚当たりの容量が最大650MB として、700×650=455GB。Apple Lossless で保存するつもりなのでもっと小さいでしょうが、1TB ~ 2TB くらいは欲しいところです。さらにこれから CD 買ったり、あるいはハイレゾ音源を買ったりするかもしれない、と思うと、ちょっと余裕を見て、3TB、これをターゲットにすることにしました。

で、オールインワンで探すと、やっぱり信頼置けるのは Buffalo ということになりました。値段も高くないですし。その中でもエントリーモデルの Link Station LS210D-0301G を選択することにしました。

https://www.buffalo.jp/product/detail/ls210d0301g.html

iTunes サーバー機能も付いており、要件にピッタリ。

2. ハードのセットアップ

開梱すると、本体と電源と LAN の線のみ。簡単なものです。

付属の「かんたん接続ガイド」に沿ってセットアップ。

まず LAN ケーブルをハブにつないで、電源をつないで、本機の後ろの電源スイッチを ON に。ハード的な設定はこれで終了です。

3. ソフトのセットアップ

次に、ソフト的な設定。設定ソフトをインストールします。とりあえず Windows マシンで設定することにし、Windows 用ソフト "NAS Navigator2" をサイトからダウンロード。初期設定画面で管理者パスワードを設定すればもう設定完了です。



ちなみに WEB アクセスや FTP、RAID なども設定できるようなのですが、私はミュージックサーバーにしか使う気がないので、他の設定は無視です。

唯一スリープタイマー機能だけは使っても良さそうなので、設定しました。最初は「入れる時刻」「切る時刻」の設定方法が分からず2~3回やり直しました。どうも切る時刻>入れる時刻になってないとエラーになるようです。どうりで切る時刻は25時とか26時とかを設定できるようになっているはずです。

4. PC, MAC 側の設定整備

ここから先は取説にも書いてなかったので、ちょっと苦労しました。

(1) Windows エクスプローラーに NAS を表示する

1つ目は、Windows PC のエクスプローラーに NAS を表示するやり方です。

取説には、"NAS Navigator2" を立ち上げて、そこからアタッチすべし、と書いてあるのですが、毎回そんなことは煩わしい。ネットワークドライブに設定するのもあんまり好きじゃない。ということで、NAS のショートカットをデスクトップに作る(これは "NAS Navigator2" に機能がありました)のと、NAS 内にできている "Share" というフォルダーをクイックアクセスにピン止めする方法をやってみました。どちらもうまくいったのですが、結局ネットワークドライブを設定するのが最もよさそうでした(これも。 "NAS Navigator2" に機能あり)。

(2) MAC への自動マウント

2つ目は、MAC に NAS を自動マウントする方法。Windows では何もしなくても NAS に接続されているのですが、MAC は毎回接続作業がいる模様。ネットで調べてみると、設定の「ログイン項目」で NAS フォルダを設定する、というのが一般的らしい。スタートアップアプリとして設定するみたいなイメージでしょうか。

「システム環境設定」→「ユーザとグループ」→「ログイン項目」→「+」→ NAS 自体あるいは NAS のフォルダーを指定

(3) iTunes (Windows) 保存先変更

3つ目は、iTunes の保存先の変更。CD から iTunes の Apple Lossless で取り込んで、それを NAS に置こうと思っているので、保存先を NAS に変更する必要があります。

まず、PC の中の iTunes フォルダを NAS へコピー。デフォルト設定どおり、「ミュージック」ライブラリの中の「iTunes」フォルダごとコピーしました。これって結構容量食ってるんですよね。

そのうえで、iTunes の環境設定でメディアサーバーの場所を設定するところがあるので、そこで NAS を指定。

「編集」→「環境設定」→「詳細」

これでうまくいくかと思ったら、うまくいかないんですね。iTunes をいったん終了して、再度立ち上げると、元に戻っている。なんでやねん。

で調べてみると、ミュージックライブラリの場所の指定も変えてないと、こういうことになるらしい。ネットの言われるとおりに、Shift 押しながら iTunes を立ち上げると、確かにメディアライブラリーの場所を聞いてきましたわ。そこで「iTunes」フォルダーの下の「iTunes Library」を指定。そのうえで、さっきのメディアサーバーの場所を指定し直し。これで何とかうまくいくようになりました。

(4) Apple Music (MAC) の保存先変更

4つ目、MAC の Music アプリの方。Windows の iTunes と同じことをやってみたんですが、こっちはかなり不安定で、うまくいったかと思えば、次にはうまくいってなかったり。まず最初は NAS への自動接続問題がありました。上の「2つ目」ですね。これを解決して、再度トライするのですが、毎回 Music アプリを立ち上げるたびにライブラリーの場所を聞いてくる。しょうがないので、思い切って Windows のライブラリーの場所とは違う、NAS 内の別の場所にフォルダを作って、そっちで設定してみました。結果 OK。これが正しいのかどうかわかりませんが、今のところこれで何とかなってます。

(5) Apple Music のライブラリー共有

5つ目。上の4つ目の対応をしたせいなのかどうか、MAC の Music アプリで NAS の音楽を再生しようとすると、AAC ファイルしか再生できません。iTunes で取り込んだ ALAC は自動的に iCloud にアップされるのですが、その際に強制的に AAC に変換されます。MAC 側ではそのクラウドのファイルを再生しているということになります。MAC のある部屋には SX S-30 があるので、MAC の Music アプリで再生することはないと思うのですが、Apple Music で再生→ AirPlay で SX-30 でスピーカーへ、ということも考えられなくもありません。何とか MAC の Music アプリで ALACを再生できないものか。ということで、Apple Music の「共有」を使うことに。

これは、同じネットワーク内で、デバイス間で共有するというもの。Windows の iTunes、Mac の Apple Music でそれぞれ「共有」を ON にしてみました。はじめ「ライブラリ全体を共有する」にしていたせいか、必要ないプレイリスト(iCloudのものなので)も表示されてしまいましたが、後でプレイリストを除くように設定し直しても変わりませんでした。

ライブラリの共有をして以降は、Windows も MAC も、ライブラリ内に NAS が表示されるようになりました。

  • iTunes : 「Music」ボタンを押すと、下に NAS の表示
  • Apple Music : 「ライブラリ」の横の下矢印を押すと、NAS のライブラリが表示

5. Music Server への対応

次からは、SX-30 の Music Server 機能の制約によるものへの対応です。

何枚か CD を読み込ませて分かったのですが、Music Server 機能には次の3つの難があります。

(1) 複数枚の CD の連結の表示がうまくできない

Apple Music では、複数枚の CD を1つのアルバムとして表示することができます。アルバム名を一緒にして、その CD が1/2なのか2/2なのかを指定する、といういたって簡単なものです。こうした連結したアルバムを Music Server アプリで表示すると、2つの CD が1つのCDとして表示されるのはいいのですが、表示曲順が、1枚目の1曲目→2枚目の1曲目→1枚目の2曲目→2枚目の2曲目、という風にまじりあった形で表示され、その順で再生されてしまいます。これを解決する方法は2つ。1つは Apple Music の アルバムを1つにするやり方を取らず、それぞれの CD 名に [Disc 1]とか[Disc 2]とかを入れること。もう1つは1つにしたアルバムの、2つ目の CD のタイトルナンバーを、CD 1 からの連番にふり直すこと。私は後者を取ることにしました。

(2) コラボ曲の「アーティスト/アルバム」表示がイマイチ

Music Server でアルバムを探す時「アーティスト/アルバム」表示があるのですが、ここで言う「アーティスト」というのは曲ごとのアーティスト名なので、例えばアルバムの中に1曲コラボ曲があると、そのアーティストは別人として表示されてしまいます。「アーティスト」→「アルバム」と辿っていく先のアルバムにはコラボ曲が含まれないことになります。アルバム全曲を選択しようとすると、「アルバム」から選択するしかなく、いたって不便です。Apple Music のアルバムアーティストを設定してみましたが、何も変わりませんでした。Music Server の機能改善を望みます。

(3) ネット表示のアートワークが表示されない

Apple Music ではネットからアートワークを取得して表示されますが、Music Server ではネット取得のアートワークは表示されません。それでもいいのですが、再生中はジャケットがあると臨場感がわくもの。ジャケットアートワークを表示させようとすると、それぞれのアルバムにアートワークを保存するしかありません。Apple Music でアートワークを保存し直すことにしました。

「アルバムの情報」→「アートワーク」でネット取得で表示されているのアートワークをそのままコピー&ペースト。 意外とこれに時間がかかりました。

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